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Embedded GLIBC (EGLIBC)はGNU Cライブラリ(glibc)の派生物であり、glibcとのソース・バイナリ互換性を保ちながらも組み込み機器への利用に最適化した標準Cライブラリである。EGLIBCの著作者はこれはglibcのフォークを意図してはいない、また派生物であるとしながらも、glibcのコア開発者に却下されたパッチの受け入れを表明している〔 〕。EGLIBCはGNU LGPLのもと配布されるフリーソフトウェアである。 2009年5月、Debianは、glibcの開発プロセスに対する懸念により、glibcからEGLIBCへの移行を発表した〔 〕〔 Debianはglibcの対応が悪くなりつつある、組み込み系アーキテクチャのARMを含め、多数のアーキテクチャをサポートしているオペレーティングシステムであるという事実がある。 〕。それに続き、Ubuntuが9.10リリースよりこのライブラリに移行した。Ark LinuxもまたEGLIBCを使用している〔 〕。なおDebian自身は、2011年にリリースされた、6.0 (コードネーム: squeeze)より正式にEGLIBCに移行した。 2014年初頭、glibc 2.19(同年2月リリース)からのフォークを最後に、EGLIBCの開発終了と、glibcへの合流が発表された〔 〕〔 〕 〔glibcの開発体制が2012年に刷新され、これまで存在していた懸念・障壁が取り払われたことが主な要因と見られる。〕。 これを受けて、Debianも8.0(コードネーム: jessie)からglibcに戻ることになった 〔 〕。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Embedded GLIBC」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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